イーべ！をご利用いただいているカワケンさんこと株式会社オモシロホンポ代表 川上 健太郎さんは、2011年の東日本大震災をきっかけに関東から九州・宮崎に移住されています。
「日本全国どこにいたって仕事はできる！」と語るカワケンさんは、宮崎を拠点に商談で全国を飛び回られ、セミナー講師としても盛況も得られています。 そんなカワケンさんが住む宮崎県西都市へ、弊社代表 幡司（はたじ）が取材に伺いました。
Content
● カワケンさんが考えるライフスタイルと働き方〜事務所撤退と食べる会議〜
●九州を拠点に働く
●関係を次のステップへ繋げる。セミナーへの思い
福岡市〜宮崎県西都市 338km〈GoogleMAPより〉
36℃を越える真夏日の宮崎。同じ南国九州とはいえ、北に位置する福岡とは暑さが違います。
数時間後には東京へ８日間の出張に出られる多忙なカワケンさんに 「まぁいつもこんなもんだから」と、にこやかに迎えていただきました。
左：カワケンさん 右：イーべ！幡司 食べる会議 が行われるつちのこ食堂 裏
事務所撤退。そして〝食べる会議〟
―― 忍者のように笛を吹いたら集まるような感じにしたい。
カワケンさんが代表を務める株式会社オモシロホンポは、昨年12月に宮崎市内に開所していた事務所を撤退されています。それは、売上が順調に伸びている最中での決断でした。
―― 自分にとって、日本全国の駅や世界中にある街角のカフェがオフィス。
月の半分以上全国を飛び回っているカワケンさん自身、行く先々でパソコンを広げられさえすれば、そこがオフィスになる。 そもそもオモシロホンポのスタイルにオフィスは必要ないのではないか、広いオフィスがあると何かそこでやらなきゃならない気になってしまうのではないか、と考え「何に時間を使うのか」の精度を高めるために、事務所撤退に至ったそうです。
現在はスタッフそれぞれが自宅で作業し、やりとりはチャットワーク（オンラインチャットシステム）。
そして、月に２度の〝食べる会議〟。 午前中にミーティングをし、ランチを一緒に摂る場を設けられています。
―― 一緒に仕事をする人間と同じ釜の飯を食いたい。
月に２回「つちのこ食堂」での〝食べる会議〟を開催。 田んぼ作りの仲間でもある料理家、中村嘉郎さんが営まれている食堂で「身体をラクにする」をコンセプトに、中村さんが土から作った野菜を使った料理が食べられる。
食堂の家屋は中村さん自身が一年近くかけてリノベーションされた懐かしさとモダンな雰囲気が漂う空間。
イーべ！スタッフもいただきました。美味しすぎて写真を撮るのを忘れていました
――これだけ美味しい料理を作ることができる仲間がいるんだから、みんなでワイワイ話しながら食べた方がいいよね。
カワケンさんは、長期出張中はなかなか身体にいい食べ物にありつくことが出来ず、手短な食事で済ませがちだが、宮崎に帰ると、疲れた身体を胃袋ごとリセットできるようになった、と言います。
偶然にも中村さんも関東から宮崎へ移住されており、さらにオモシロホンポのスタッフの皆さんも元は関東在住。知り合ったのは宮崎に来てからだそうですが、〝食べる会議〟は家族の集まりのように、とても和やかな雰囲気でした。
九州を拠点に働くこと
―― なんとかなるだろう！
経験値0で中小企業向けの広告制作会社を九州で立ち上げようと考えた時「東京で、せめて関東圏でやんなきゃだめだろう」という先入観もあったそうですが 「なんとかなるだろう」と楽天的に構える思いもあり、2014年、宮崎市で株式会社オモシロホンポを立ち上げられました。
2011年の東日本大震災の後、ご夫人の故郷である宮崎へ家族で移住したばかりの頃は、カワケンさん自身は仕事で２ヶ月から３ヶ月に１度くらいしか宮崎に戻ることが出来ていませんでした。 お子さんにも会えず、寂しい思いをされたそうです。
しかし、行き来するうちに知り合いも増え、ご自身も宮崎の魅力を覚えるようになり、徐々に宮崎で過ごす時間を増やしていったそうです。
―― 交通費はかかるけど仕事に支障はない！
家族が移住した２年後、ついにカワケンさんも生活拠点を宮崎へ移されます。
飛行機代が年間400万にも達してしまう年もあったがそうですが「何もないところから始めているんだし何を今更」と開き直り、飛び回ることを止めませんでした。
宮崎から飛び回っていることをFacebook投稿していたら、元々知っている人たちから「全国を飛び回るカワケン」と認識されるようになり、多くの声がかかるように。 売上が上昇し、パソコンがあってWi-Fiさえあればどこででも仕事できるんだという自信に繋がっていきました。
―― クライアントと仲いいですよ。
宮崎に移住してからも「始めの打ち合わせは自分で行かなくては」という思いから交通費がかさんでいたそうですが、宮崎と東京を行き来していることが認知されたことで、打ち合わせのタイミングをクライアントがカワケンさんに合わせてくれるようになったそうです。
それは、宮崎に拠点を置いたことが良方に作用した結果ですが、何よりクライアントとの信頼関係あってのこと。
「勝手に宮崎にきたってのに、 周囲がチャレンジャーっていうブランドを作ってくれて（笑）」と笑うカワケンさん。その人柄こそ、直線距離876kmの宮崎と東京を近づけているのかもしれません。
>>> イーべ！取材紀行２へ続く
オモシロホンポ公式HPより「日本全国どこにいたって仕事はできる！」
2004年に関東でビデオ卸会社として個人事業を開始。クライアントの広告制作に携わようになり、やがて本業になっていく。2009年にTHE 面白本舗株式会社として法人化し、関東を中心に活動するが、2011年に起きた東日本大震災を機に家族とともにご夫人の実家である宮崎県へ移住。
2014年に宮崎市で2 社目となる株式会社オモシロホンポを設立。翌2015年にはTHE 面白本舗株式会社を合併し、埼玉営業所を開設。
同年12 月に宮崎市内のオフィスを引き払い、スタッフは全員自宅での仕事というスタイルへ移行。
セミナー講師としてのカワケンさん
全国各地でセミナーを開催されているカワケンさん。6月に宮崎で開催されたセミナーでは、定員30人の枠に62人の応募が。急遽定員を大幅に増やし、60人規模で開催したといく人気セミナー講師。セミナーの内容については、取材記２にて、レポートします。 セミナー告知には【イーべ！】をご利用いただいています。
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